リハビリテーション業界の研究不正の話

投稿日: カテゴリー: ニュース
[`evernote` not found]
LINEで送る
Pocket



[ スポンサードリンク ]



 

 

研究者の誘惑

 

一度でも、研究論文などを作成したり、各種学会・医科学誌などに投稿されたことのある方の中には、研究で扱う集計データの統計処理の際に

 

ここの数値をいじれば、有意差(Significant Difference)が出るのに・・・

 

などと、集計データの数値を操作したくなる誘惑に駆られた経験のある方はいらっしゃいますでしょうか?

 

 

 

統計処理の方法論としては、

 

外れ値(Outlier) 」

 

という考え方もあるようですので、統計処理の慣習に則り、適正に処理が行われれば問題はないのではないかと思いますが、

 

研究不正(Research Misconduct・Misconduct in Research)」

 

への誘惑は、研究者のどの方にも、潜みやすいのではないかと思います。

 

 

 

研究不正(Research Misconduct・Misconduct in Research)」

 

の誘惑に駆られる背景について考えてみると

 

・ 所属機関・学派(特定のアプローチ方法など)の成果実績を示す目的

  :特定のアプローチ方法の成果実績を出すことで、
   そのアプローチの有益性を示したいと考える方からの
   プレッシャーを感じている方もいるのかもしれませんね。

・ 研究助成金による研究の成果実績を示す目的

  :博士(Ph.D)取得者の方をはじめ、
   研究者の方は、皆さん資金獲得に必死ですものね。

・ 自分自身の研究・論文投稿実績を満たす目的

  :査読付き学術論文などへの投稿実績などは
   その人の活動の実績の判断材料として重視されている方も
   いるのかもしれませんね。

・ 自分自身の人事考課の基準を満たす目的

  :地区レベル・全国レベル・世界レベルの各種学会・医科学雑誌への投稿により、
   給料に反映される病院・施設などもあるのではないかと思います。

 

をはじめとして、多種多様な想いや背景が絡んでいるのではないかと思いますが、

 

なんとしてでも意味のある成果を出したい!

 

と考えている方も、多いのではないかと思います。

 

 

 

リハビリテーション業界で、実際に起きた研究不正の事例とは?

 

 

リハビリ業界の研究不正に関連する情報を調べてみると、2017年(平成29年)年3月17日に文部科学省のウェブサイトの新着情報として、

 

神戸国際大学リハビリテーション学部所属教員による研究活動上の不正行為(盗用等)について

出典:
文部科学省のウェブサイト
平成29年3月17日付の新着情報
神戸国際大学リハビリテーション学部所属教員による研究活動上の不正行為(盗用等)について
http://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/fusei/1382382.htm
2017年4月3日利用

 

という情報が公表されているようでした。

 

リハビリテーション業界の研究不正に関して敏感な方や、大学や研究者機関などで研究をされている方の中には、すでに2016年(平成28年)の10月下旬あたりに、上記の事例に関して認知された方もいるのではないかと思いますが、上記の公表情報では、

 

・ 基本情報

・ 不正事案の概要等
 
  ー 不正事案の概要

  ー 研究機関が行った措置

  ー 発生要因及び再発防止策

  ー 配分機関が行った措置
 
 

などの情報がまとめられているようでした。
 
 

 

 

2017年(平成29年)3月28日(火)には、第19回言語聴覚士国家試験の合格発表

 

どうでしたか? 第19回言語聴覚士国家試験(ST国試)の合格発表(2017年3月28日) 

 

が、2017年(平成29年)3月29日(水)には、第52回理学療法士国家試験、第52回作業療法士国家試験の合格発表

 

どうでしたか? 第52回理学療法士国家試験(PT国試)の合格発表(2017年3月29日付) 

 

どうでしたか? 第52回作業療法士国家試験(OT国試)の合格発表(2017年3月29日付) 

 

があり、意識の高い、新人のリハビリ専門家の方もこの記事を読んでくださっているのではないかと思います。
この記事の初回投稿時では、まだ2017年の国試合格者の方々は、入職間もないのではないかと思いますが、自分の体を壊すほど頑張りすぎずないでくださいね。

 

今回の事例を知ることの意義について考えてみると、自分自身が今回公表されたような研究不正の実行者や被害者にならないためにも、このような研究不正の事例を知っていることは、自分自身を守る上でも、研究関係者や、あなたの研究の情報を必要としている方々にとっても、大切なことなのではないかと感じます。

 

今後、同じような不正が起こらないことを期待したいと思います。

 

 

 

この記事をここまで読んでくださった方の中には、

 

研究不正の防止に関連する情報はないのか?

 

と思われた方もいるのではないかと思います。

 

 

 

研究不正の防止に関連しそうな情報を調べてみると、文部科学省から、

 

研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン

 

出典:
文部科学省のウェブサイト
「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」の決定について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/08/1351568.htm

研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン(平成26年8月26日文部科学大臣決定)(PDF)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/08/__icsFiles/afieldfile/2014/08/26/1351568_02_1.pdf
2017年4月3日利用

 

が公表されているようでしたので、関心のある方は、上記の出典のリンク先でチェックしていただいたり、ご自身で文部科学省のウェブサイトに訪問していただき、

 

 

文部科学省のサイト内検索で、

 

キーワード

:研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン

 

などで検索していただくと、関連情報を見つけやすいのではないかと思います。

 

 

 

この記事に関心のある方は、

 

・ リハビリ養成校の大学などで卒業研究のテーマ探しをされている学生の方

・ 日々の臨床業務をこなしながら、世の中にお役に立てるような実践報告・研究論文を投稿したい臨床家の方

・ 学生の講義を行いつつ、自分自身の研究活動に勤しんでいる教員の方

 

など、様々な背景の方なのではないかと思います。

 

日々の学習や、業務などで、お忙しいこととは思いますが、大切な時間を使って、この記事を読んでくださりありがとうございました。

 

皆さんを幸せにするような、素敵な研究をしてくださいね。

 

 

 

 

あっ、そうでした。

 

自分がやりたいと思える研究(好奇心がそそられる研究)をすることがきっと大切なのでしょうね。

 

 

 

 

 

 

[ スポンサードリンク ]



 

 

 

 

by PT・OT・STニュース.blog

 

 

 

 

[`evernote` not found]
LINEで送る
Pocket